H様のお友達がH様宅に伺った際にキッチンがとても素敵でご自身も
ご自宅を建てられる時にオーダーしたいと嬉しいご連絡をいただきました。
システムキッチンの後ろのキッチン収納の製作と吊戸棚のアレンジです。
システムキッチンとセットで上部に付いていた吊戸棚。
システムキッチンの上だとリビングから見た時に圧迫感があり
設置したくはないけれど、システムキッチンと吊り戸棚がセットなので
どうしたものかと・・・。
システムキッチンの背後に吊り戸棚を移動してもらい、扉と棚板をリフォーム
することにしました。
素材選びは木目の少ない木材よりラスティックな雰囲気にある感じが
お好きな様でしたので、節などが混ざるナラと白太(しらた。
外の皮側に近く色の白い部分)などが混ざるウォールナットなど
数種類をご用意しお選びいただきました。
こちらはウォールナットの節、白太なし
ウォールナットの節、白太あり。同じ樹種でも印象が全く違います。
ナラの柾目
ナラの板目
ナラは同じ樹種でも丸太からの木材の切り出しの仕方で木目が違うものとなり
好き好きも分かれるところです。
ここに節を入れ込むと更に印象が変わります。
今回は節のあるナラをお選びいただきました。節も入りすぎずない
絶妙なバランスを心がけました。
システムキッチンの付属のシンプルな吊戸棚です。
扉と内部の棚板を交換すると・・・。
無垢のナラで框を組み、縦ラインの入ったフランス製のガラスをはめ込みました。
細かいことですが、ガラスで吊戸棚内部が透けて見えるので
棚板の前側にナラを加工してあります。
こうすることで扉と内部の印象が統一されます。
もしもの地震に備えてガラスの裏面には飛散防止のシートを貼り
揺れで扉を開かなくする耐震ラッチを取付けました。
吊戸棚の下には無垢材ではなく、ステンレストップの
キッチン収納をお作りしました。
ステンレスはヘアラインやバイブレーションなどからお選びいただき
ヘアライン仕上げに。
ステンレストップの角は丸すぎず、鋭角すぎず・・・ステンレスの
スタイリッシュさを最大限に活かします。
右側には底板が無くキャスター付きのダストボックス3個をスムーズに
出し入れできます。
真新しい真鍮の取っ手は使い込んでいくと味わいが増していきます。
見た目だけではなく心地よく安全にご家族と共に寄り添う家具と
なります様に。
ご注文ありがとうございました。
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