2011年7月27日水曜日

無垢と付き合っていくということ

先週台風6号が日本列島に大雨を降らせていたときに 

以前納品したお客様よりお電話があった。

『家具の扉が閉まらなくなった』ということだった。

雨や湿気の多い台風のさなかということと、今年の震災による節電で

除湿冷房もあまりしないのも影響していた。

実はその家具も雨の時に制作していたものなので、その事を踏まえ膨張率を考えて

製作したものだったので自分たちの予想を超える膨張率だった。

木(無垢)は呼吸して夏の時期は湿気を吸い込み膨張し、冬は乾燥して痩せてくる。

このことはわかっていても木の部分によって膨張率も収縮率も違うもの。

台風が過ぎれば扉は閉まると思ったが、節電によるライフスタイルは変わらないので

すぐにお直しさせていただくことに。

こんなこともあるが、お客様は無垢が好きだと言って下さった。

私達も木と向き合い付き合っていく そして 日々勉強

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