2012年1月30日月曜日

オーダー 楡(にれ)のこたつ天板

チェリー耳付きダイニングテーブルを作らせていただいた後にありがたいことに

お客様のお隣に住む弟さんご夫婦からこたつ天板のご注文をいただきました。

掘りごたつになっているもので天板中央に炭を入れることができるものでした。

天板は元々あるのですが、こたつ布団がかけられない仕様で、暖かくするために

こたつ布団が掛けられる様に作り替えたいとのこと。

天板に炭を入れた時にこたつ布団に火の粉が入り込まないように工夫してお作り

いたしました。

天板は1m23cm角のかなり大きいもので幅の広い板でお作りしたかったので、

楡(にれ)という木をお勧めし、産まれたばかりの可愛いお孫さんやご自宅にいる

人懐っこいボダーコリーにも優しい日本古来から使われている『ベンガラ』が主成分の

自然塗料で着色いたしました。





幅広の楡(にれ)耳付き無垢材です。









楡(にれ)の幅広の無垢材で作らせていただけたので無垢の良さがしっかり

現れ、迫力のある天板に仕上がりました。

お兄さんのご自宅は『ひとが集まり繋がるチェリーのダイニングテーブル』でしたが

弟さんのご自宅は『ひとが集まり心も体も温まる楡こたつ』をお作りすることができました。

お兄様から弟様へ繋げていただいた今回のご注文。

これからも人の繋がりを大切に日々の仕事を頑張っていきたいと思います。

ご注文ありがとうございました。

2012年1月25日水曜日

オーダー 人の集まるチェリーのダイニングテーブル

吉祥寺の井の頭公園近くにお住まいのご夫婦からNHKドラマ おひさま に出てくる

ような『人が集まり、繋がるテーブル』を作りたいと依頼をうけました。

ドラマに出てくるダイニングテーブルは『耳付き』といい、木の外側をあえて残し

立木を想わせるものです。

こちらがドラマで使われていたダイニングテーブル。


耳付きで息子さんやお孫さんと大勢で使えるダイニングテーブルへ。

サイズはWが2m30cm  Dが1m  というとても大きいものにしたいとのこと。

耳付きも色んなものがあるのですが、共木(ともぎ)と言って同じ丸太から切出した

2枚の板をブックマッチという 本を開いたように剥ぎ合わせることをご提案しました。

条件を満たす材木を探し、ナラ、ウォールナット、チェリーの3樹種からお選び

頂いたのは アメリカンチェリー でした。


この木材の状態でW 2m80cm  D 58cmもある まさに銘木でダイニングテーブルを

作らせていただくということに わくわくせずにはいられませんでした。

材木が大きいために手作業がとても多く、鉋掛けでは背筋ががちがちになりながらも

心をこめてお作りできました。自分たちでも溜息の出る美しい仕上がりです。









耳付きですがお孫さんが小さいので、角や外側は柔らかくとりました。


材に割れがあった部分は『ちぎり』をいれて。

納品をさせていただいた数日後に息子さんのご家族が仕事での海外より帰国される

とのことで、さっそくこのダイニングテーブルを囲んで沢山の大切な人が集まり繋がって

いくことがとても楽しみです。

ご注文を頂きありがとうございました。

2012年1月19日木曜日

オーダー 桐 アンティーク調ガラス建具(扉)

デルビアンコではダイニングテーブルなどの家具以外に建具を

お作りすることもできます。

少し前にお作りしたものをご紹介いたします。






この扉は桐の材料でお作りし、白く塗装。


そして引手をつけて・・・。そうです、この扉は引き戸なのです。

アンティーク調のガラスをはめ込み、リビング用引き戸の完成です。

                                                                          
                                                        
リビングの扉は家の中心へと繋がる扉なので家の中でとても重要な扉になります。
                                     

色々なタイプをお作りできますので、興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。














                                           


2012年1月12日木曜日

セミオーダー ウォールナット コンパステーブル ボーダーチェア

ご自宅のリフォームを機にダイニングテーブルをご注文して下さったお客様の

納品に行ってきました。

今までは薄い色のダイニングテーブルとデンマーク製の座面にウェービングテープ

が施されている椅子が気に入っていて買い替える気持ちにならなかったそうだ。

リフォームで床や建具を濃い色に変えたらダイニングセットも濃い色味のものに

したくなったのだという。

完成したのがこちら。








ウォールナットが床や建具の色とマッチして、座面の赤がアクセントとなり

とても美しい。

制作を担当した女性の小林と塗装をした私の2人で納品させていただきましたが

納品の時のお客様に見て頂く瞬間はとてもわくわくします。

お客様と打ち合わせを重ね、お客様を想い制作し、そしてお客様の元へお届けする。

このシンプルな一連の作業が私達に喜びを与えてくれます。

そしてこうして作られたモノはきっと末永く使っていただけると思うのです。

色んなモノが簡単に安く手に入る世の中ですが、これからも大切に永く使って頂ける

物作りをしていきます。

ご注文ありがとうございました。

2012年1月11日水曜日

新作椅子 パラレルチェア

構想はあったものの、開発、制作の時間がなかなかとれずやっと完成しました。

新作のパラレルチェア。














今までのボーダーチェアとストライプチェアと違い、背もたれを生地で張り包んだ

タイプ。

もったりしないように座面の両サイドの木部を出しています。

制作した山形にとってかなり完成度が高く理想とするところにたどり着けたことを

表情から感じることができたパラレルチェア。

椅子は家具をつくる者にとって特別なもので、美しさと機能を兼ね備えた

芸術作品。

デルビアンコの制作部の中でも誰しもがデザインできるものではないその

作品に少し嫉妬しながら、少しでも沢山の人に見たり座ったりしていただきたい

と思うのです。

パラレルチェア
Material : ナラ (Oak)
Finish     : White (ホワイト) / Brown (ブラウン) / Natural (クリア) / ウレタン
Fabric    : 各種お選びいただけます。
Size        : W : 430 × D : 530 × H : 800 mm       Sh : 420 mm
Price      : ¥55,000
    

2012年1月10日火曜日

空を仰いで

新居の完成したお客様にダイニングテーブルを納品しにいきました。

5月に来店して頂いてからスリットテーブルにするか円卓にするか・・・。

椅子もボーダーチェアかストライプチェアか・・・。

家族を想い、子供を想い、家を想いたどり着いたかたち。


完成したのがこちら。

ナラの柾目の無垢のビアンコホワイトカラー。



とても美しい柾目でお作りすることができました。



南側が吹き抜け上部まで窓があり空が大きくみえる解放感のあるご自宅でした。



椅子はボーダーチェアとストライプチェアを2脚ずつ。同じ張地で。

ご自宅を見せていただきましたが設計のデザイナーさんが手がけていて

自然光が沢山入るように窓が大きく、屋上から星も見えるとの事。

お客様の開放的なリビングでダイニングテーブルがとてものびのびと

深呼吸しているようなそんな気持ちよさを感じました。

お客様のご自宅は偶然私の実家の近くで、娘さんは私の通っていた同じ小学校

ということを聞き、なんだか懐かしい気持ちになりました。

震災というとても深刻な事態がありましたが、お客様のご自宅が完成し

家具を収めることができたことをとても嬉しく思います。

ありがとうございました。

2012年1月6日金曜日

東京デザイナーズウィーク

11/1~11/6 の間、明治神宮外苑で『東京デザイナーズウィーク』が開催されました。

del bianco の本社の組楽工房で 株式会社 東邦レオのPIANTA×STANZAが

手掛ける「my  gallery」の開発と制作に参加させていただきました。

そしてその「my  gallery」が東京デザイナーズウィークに展示されることになり

会場に行ってきました。


会場は神宮外苑の広大な敷地で屋外ブースや室内ブースに分かれており、

様々な所でワークショップも行われていました。

PIANTA×STANZAのブースにたどり着くと沢山の人で賑わっていて何とも言えない

嬉しさを感じました。

個人で購入される方の他に病院やオフィス、美容室などからも注文が多いそうです。

「大自然と暮らす新たなインテリア」というコンセプトのもとグリーンが映える塗装と

素材感を表現しました。

一緒に行った息子はシュミレーション用のipadに夢中でしたが・・・。

開発、制作の喜びを感じながら色んなものに刺激を受けた良い一日になりました。

2012年1月5日木曜日

オーダー ナラとアイアン こだわりのブラウンシリーズ ダイニングテーブル ワゴン テレビ台 カウンター板 椅子張替

10月の終わりに永い時間をかけて打ち合わせを重ねてきたお客様の納品

がありました。

メインはダイニングテーブル。

そしてワゴン、キッチンカウンター板、テレビ台、椅子の張替と様々。






百貨店勤務のご主人様と銀座のインテリアショップに務めていた奥様。

沢山の知識とセンスのあるお二人が他に無い色と選んで下さった

デルビアンコのブラウンシリーズ。

メインのダイニングテーブルの変則的なフォルムデザインから始まり

ナラの木目や節、エッジの仕上げ、剥ぎ目の溝加工に至るまで。

脚はダイニングテーブルとテレビ台にアイアンを用いてポイントを持たせることに。

お二人のこだわりの詰まった新居は、生活をしながら追加のものを作らせていただく

予定。

何だかとても楽しみな『つづく・・・』です。

明けましておめでとうございます

旧年中のご愛顧を感謝いたしますとともに

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

本年も何卒よろしくお願いいたします。